臨床試験における治験の位置づけから病院での治験業務やCRO・SMOの業務内容,関連する法と倫理,さらには統計の考え方までを,薬学的視点を織り交ぜながら解説した新しいタイプの治験入門書.
各分野の第一線で活躍する執筆者のわかりやすい文章で治験に必要な基本的事項や知識を流れに沿って習得することができる.
薬学生のみならず,これから治験に携わるすべての人にお勧めの一冊.
本書は、序文にも記載されている通り、「薬学的観点から"治験のプロセスとそれに携わるスタッフの役割と責任"について解説する」書籍であり、「臨床試験の実施に必要な基本的事項や知識を治験の流れに沿って習得するための入門書となるよう編集」されています。
各項目の冒頭にPointがまとめられており、図表も豊富であり、非常に学習しやすい書籍です。
治験関連の書籍では、ICHガイドラインなどの記載をそのまま掲載してお茶を濁している書籍もありますが、本書は多くの文献・書籍(P.159〜160にリストあり)を参考にしつつ、分かりやすい文章にまとめられています。
序文に記載されている「製薬企業の臨床開発部門、医薬品開発業務受託機関(CRO)および治験施設支援機関(SMO)、さらには大学病院等の治験管理センターにおける新人教育」に有用なだけでなく、治験翻訳の参考資料としても有用と考えられます。
治験のプロセスが理解できる良書です。
●『治験薬学―治験のプロセスとスタッフの役割と責任』(アマゾン)
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