僕が将来の日本の治験がどうなって欲しいかを割りと簡単に表現すると、こうなります。
「せめて『米国最新治験事情』に書かれているような状況に日本もなって欲しい」と。
この本のタイトルに『最新』とありますが、この本が日本語に訳されて、既に10年以上経っており、また、原作が書かれたのがさらにその数年前であることを考えると、とても『最新』ではないのですが、現在の日本の治験事情を知っている人が読むと、まるで『夢のような』アメリカの(特にクリニックでの)治験事情が分かります。
あまりにも差がある日本とアメリカの治験事情を知って、がっかりする人もいるかもしれませんが、これが『現実』であることを知っておくためにも一読をお奨めします。
中には「いかに『モニターに愛される』治験責任医師になるか?」という嘘のような一節もあります。(は〜ぁ。これを読むと、僕はいつも気落ちします。日本の治験環境はアメリカと20年以上の差があるんだ、という現実に。)
でも、落ちこんでばかりもいられないので、頑張らないとね。
そろそろ、日本にもこういう治験責任医師が出てきてもいいと思うけれど、それは僕の甘い期待だろうか? 永遠に無理なことだろうか?
それにしてもアメリカ人って、つくづく合理的な考え方と行動ができるもんだ。
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