臨床試験の計画から報告まで第一線での実務を担当している方の執筆による生の教材となっている。
臨床試験は新しい医療技術の開発や、日本のエビデンス形成に必須なのは言うまでもない。
治験・臨床研究に携わる、また、これから携わろうとする人を対象に、臨床試験の実施に必要な基本的事項、各担当者に必要な知識が試験の流れに準じて編集されているので、初心者にとって、大枠で臨床試験の進め方がよく分かる。
製薬会社やCRO、そしてできればSMOも含めて企業の医薬品・医療機器臨床開発部門における新人教育にも有用な一冊だ。
今、モニターでも、将来は治験そのものを進めるプロジェクトリーダーになろうと言う人だったら、必読だと思う。
まずは、この本で、臨床試験の基礎的な知識と概念を学ぶと良い。
●臨床試験の進め方

●臨床試験の進め方
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